- 頭皮のかゆみに悩まされている
- かゆいとつい爪を立ててかいてしまう
- 自分の頭皮がどうなっているのかわからない
- 抜け毛も気になる
薄毛に悩まされる女性の中には、頭皮のかゆみやフケを同時に悩んでいる人も多いようです。
今回の記事では、頭皮の痒みの原因とかゆみを抑える方法を解説しています。
頭皮の痒みの原因
頭皮の痒みの原因は4つあります。
- 水分摂取の不足
- 皮脂や老廃物
- 間違ったヘアケア
- 乾燥
順に解説します。
水分摂取の不足
- 水分を取らなくても平気!
- むくみが気になるからあまり水分を取りたくない!
水分摂取量が不足するとどうなるのか?
- 頭皮を含む全身の皮膚の水分が減少
- 皮膚のバリア機能が低下
- 普段なら問題のない刺激でも炎症を起こす
- かゆみが発生する
【対策】
せめて、食事中や入浴後には、こまめに水分を摂るようにしましょう。
運動後は水分量が多くなります。
運動をしている人は、水分摂取のバランスに気をつけてください。
夏の気温が高くなった時だけではありません。
秋冬の乾燥する季節でもこまめに水分を摂るようにしましょう。
皮脂や老廃物
皮脂とは、皮膚から分泌される脂分です。
【皮脂の役割】
乾燥、紫外線、外部からの衝撃等々、皮膚を守るバリア機能。
【問題点】
以下のような流れになります。
- 過剰に分泌されてしまう
- 常在菌が増えてしまう
- 頭皮に炎症を起こす過酸化脂質が生じる
- かゆみが起こる
ヘアケアが不十分な人は、老廃物が溜まることもあります。
日常生活で頭皮に空気中の化学物質や排気ガスなどが溜まる。
外部刺激によって、痒くなることもあります。
【対策】
正しいヘアケアを心がけるようにしましょう。
間違ったヘアケア
- 洗浄力の強いシャンプーを使用する
- 爪を立ててゴシゴシ洗うと気持ちいい!
- 爽快感と書かれているシャンプーが好き!
こんな人は、要注意。
頭皮の水分と皮脂が奪われてしまう。
結果的に、乾燥します。
すると、頭皮のバリア機能が低下。
外部刺激でかゆみが生じます。
乾燥
頭皮は真皮に含まれる水分や頭皮の表面を覆う皮脂膜によって守られています。
頭皮が乾燥するとどうなるのか?
バリア機能が低下。
普段なら問題のない刺激でかゆみや赤みが生じる。
【注意点】
夏、冬にエアコンを使用する環境でデスクワークを続ける。
ドライヤーを頭皮の近くから当てる。
等があります。
【対策】
頭皮のかゆみとフケの関係
フケって何?
何でフケが出るの?
フケとは
フケとは、頭皮の角質が剥がれたもの。
フケは頭皮からでる垢のようなものです。
皮膚にはターンオーバー(新陳代謝)とよばれる機能があります。
【ターンオーバーの仕組み】
ターンオーバーとは、1ヶ月程度で古い皮膚が生まれ変わるサイクルのこと。
このサイクルによって、剥がれた「古い頭皮の角質」がフケ。
フケの原因
フケには次の2つの種類があります。
乾性フケ
脂性フケ
それぞれの特徴を表でまとめました。
脂性フケ | 乾性フケ | |
---|---|---|
特徴 | 色:黄白色 サイズ:毛穴を覆うほど 特徴:水分量が多い 手触り:ベトベトしている 頭皮や頭髪にはりつく |
色:白 サイズ:パラパラとした粉のような大きさ 特徴:水分量が少ない 手触り:カサカサしている 落ちやすい 衣類に細かくはりつく |
原因 | 過度な皮脂の除去によるマラセチア菌の増殖 シャンプー剤のすすぎ不足 |
頭皮の乾燥 過剰な洗髪 |
悩む人の特徴 | 皮脂分泌量が多い人 | 乾燥肌の人 |
時期(季節) | 梅雨時期から夏(高温多湿なシーズン) | 秋冬 |
対策 | 皮脂が残らない洗髪方法を身につける | 過度な皮脂の除去に気をつける |
【共通点】
- 不規則な食生活
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
生活習慣の乱れが関係します。
フケとかゆみの関係
- フケそのものが頭皮刺激を与える
- 炎症を起こす
- かゆみにつながります。
【対処法】
できるだけ早くフケを洗髪で取り除く。
清潔な頭皮を保つ。
頭皮のかゆみを放置するリスク
頭皮のかゆみを放置するとどうなるのでしょうか?
- かゆみが強くなる可能性があります
- かきむしる
- かゆみが強くなる
- 炎症が強くなる
- 発毛を阻害する
悪化すると、回復するまでに時間がかかるようになります。
なかなか治らないことがストレスになる。
ますますかゆみが強くなる。
悪循環が考えられます。
頭皮のかゆみを抑える方法
頭皮のかゆみを抑えるには、頭皮環境を整えることが最優先。
その上で、薬等を使うようにします。
ドラッグストア等の市販薬
かゆみを抑える薬を探す時には、薬剤師などに相談をするようにしましょう。
質問するのははずかしいという人は、皮膚科で相談をすることをおすすめします。
頭皮の環境を第三者に診断してもらう
シャンプーの選び方やセルフケアを続けても改善しない。
病院には行きたくない!
こんな人は、発毛サロン、育毛サロンなどの薄毛の専門店で相談するのもおすすめ。
なぜか?
ファイバースコープ頭皮診断を実施しているから。
- 自分のフケのタイプは?
- 炎症はあるのか?
- 乾燥しているのか?
まず自分の状態を知ることが最初の一歩。
自分なりの解釈や思い込みでいろいろな商品を使うと、かえって悪化することもあります。
さらに、いろいろ使いすぎたせいで、悪化することもあります。
まずは自分の頭皮環境を確認しましょう。
頭皮マッサージ等を受けることも可能です。
頭皮マッサージもいろいろな種類があります。
安眠
血行促進
こうした目的ではなく、頭皮の発毛剤導入等の栄養成分が浸透する方法で施術を選びましょう。
正しいシャンプーの方法を学ぶ
【湯シャンはNG】
シャンプーを朝にするのは、抜け毛や薄毛の対策ではNG.
なぜか?
夜髪を洗わないで寝ると、どうなるのか?
以下のような流れになります。
- 頭皮に汚れが溜まりやすい
- 皮脂が過剰分泌される
- 皮脂を栄養源にして、常在菌が繁殖する
- 頭皮の赤みやかゆみなどの症状の原因になる
他にも、「朝起きた時のべたつきが気になる。」
こんな人は、つい洗いすぎてしまう。
結果的に、皮脂を取りすぎることで、皮脂の過剰分泌につながるのです。
結果的に、皮膚トラブルの原因になります。
【入浴前にブラッシングをする】
髪を洗う以前のお風呂に入る前に、ブラッシングの時間を用意しましょう。
なぜ?
ブラッシングによって、以下のような効果が期待できます。
- 髪のもつれをといてあげる
- 大まかな汚れを落とす
こうすることで、シャンプーの泡立ちが良くなります。
他にもシャンプーの時の指のひっかかりを防止できます。
【シャンプー前のすすぎを徹底する】
目安時間は、3分をおすすめします。
念入りに髪と頭皮を予洗いしましょう。
お湯の温度は、36度~38度のぬるま湯を使います。
熱いお湯は、保湿に必要な皮脂を習い流してしまうため。
予洗いによって、9割ほどの髪の毛の汚れを落とすことが可能です。
つまり、シャンプーの泡立ちが悪い人はすすぎが不足していることが原因です。
【シャンプーは一度泡立てて使う】
シャンプーをする際、そのまま髪の毛や頭皮につけていませんか?
これは間違いです。
ボディーソープや洗顔料と同じです。
一度ネット等で泡立てましょう。
そのまま使うと何が悪いの?
シャンプー液をそのまま頭皮に使うと刺激が強いのです。
ですから、一度泡立ててから頭皮につけるようにしてください。
シャンプーは使う量にも注意が必要。
- 頭の大きさ
- 髪の毛の長さ(ショート、ミディアム、セミやロング)
製品ごとに異なります。
1プッシュの量でどの程度洗えるのかを把握するようにしましょう。
- 髪の毛同士を擦らない
- 頭皮をマッサージするように洗う
ゴシゴシと洗うとか爪を立てる洗い方は厳禁。
頭皮が傷つくと、トラブルの原因になります。
【シャンプー後もしっかり洗い流す】
シャンプー液を一切残さないのが重要。
シャンプー液が残るとどうなるの?
- 髪の毛に残るとパサつく原因になります。
- 頭皮に残ると、フケや皮脂の過剰分泌の原因につながります。
せめて30~40回はすすぐようにしましょう。
【コンディショナーやトリートメントの使い方】
コンディショナーやトリートメントは、髪の毛のみに使用します。
コンディショナーとは、主に髪の表面を滑らかにするものです。
以下の効果があります。
- 髪の毛の滑りをよくする
- キューティクルの痛みを防ぐ
- パサつきにくくする
トリートメントとは、髪の内部に成分を浸透させて髪の状態を整えるもの。
以下の効果があります。
- 髪の痛みをケア(補修)する
- 髪の質感をコントロールする
使う順番は、トリートメントが先です。
なぜか?
トリートメントは内部を修復する。
コンディショナーは外部補修をする。
ですから、内部を修復してから、外部修復をしましょう。
順番を守らないとどうなるのか?
本来の効果が十分に実感できないのです。
使用頻度は、毎日使用することをおすすめします。
理由は、少しずつ栄養分が流出しているから。
毎日のトリートメントを行うことで、髪の毛に日々栄養を与える。
毎日の繰り返しによって綺麗な髪を維持することができるのです。
お風呂あがりの乾かし方も正しいやり方があります。
症状が出たら早期相談が大切
市販薬を使ったのに治まらない。
再発を繰り返す。
薬を使ってもその場しのぎ。
こんな状態を繰り返すと薄毛や抜け毛も進行します。
早期発見と早期対処が大切。
薄毛や抜け毛の原因は、人それぞれ。
頭皮環境の悪化による薄毛、抜け毛は、発毛サロンでご相談ください。