ピルとは、女性用傾経口避妊薬のこと。
女性ホルモンのバランスを変化させることで効果を発揮します。
ピルには、エストロゲンとプロゲステロンが含まれます。
これらが、脳下垂体に作用することで、排卵を制御します。
【女性ホルモンの種類】
名前 | 役割 |
---|---|
エストロゲン | 子宮内膜を厚くして妊娠に備える 女性らしいからだをつくる 自律神経の働きを安定させる コラーゲン生成を促す(美肌) 血管、骨、関節、脳などをの健康を保つ |
プロゲステロン | エストロゲンの働きによって熱くなった子宮内膜をやわらかくする 妊娠を維持する 体温を上げる 食欲を増やす |
今回の記事では、女性の薄毛の原因とピルの副作用について解説します。
ピルの種類
ピルの効果と副作用
ホルモンバランスの乱れと女性の薄毛
ピルの服用と薄毛治療への影響
ピルの種類
ピルは、時代の流れに沿って、変化しています。
時期 | 特徴 |
---|---|
第1世代 | 主成分:黄体ホルモン 特徴:子宮内膜症、月経困難症に効果が高い |
第2世代 | 第1世代より排卵抑制活性作用が強くなった 特徴:不正出血が少ない、きちんと月経が来る |
第3世代 | 主成分:デゾゲストレル、ゲストデンという新しい種類の黄体ホルモン 特徴:第2世代の効果を維持しつつ、男性化の副作用を押さえている ニキビや多毛症にも効果がある |
第4世代 | 主成分:ドロスピレノン 特徴:エストロゲンの含有量が少ない 血栓症の副作用が起こる確率が低い 男性化やニキビができる心配がなくなった |
ピルの効果と副作用
副作用の特徴
時期 | 副作用 |
---|---|
第1世代 | 吐き気、頭痛 長期服用による男性化症状 |
第2世代 | 男性化症状は出やすくなる |
第3世代 | 男性化作用が少なくなっている 月経前症候群のイライラ軽減にも効果的 |
第4世代 | 吐き気、頭痛などの副作用がほとんどない 血栓が起こりやすい 注意対象:35歳以上、喫煙者 |
ホルモンバランスの乱れと女性の薄毛
「女性ホルモン」が変化する。
ホルモンバランスを調整する薬を服用すると、薄毛になるの?
びまん性脱毛症とは
びまん性脱毛症とは、女性の脱毛症の中でも最も多いといわれています。
年齢層:20代からシニア世代まで幅広い
症状の特徴:頭部全体の髪の毛が薄くなる
つむじや分け目、前頭部等が薄く見える
ピルの服用と薄毛治療への影響
脱毛症治療と第二世代ピルの服用を併用するのは注意が必要です。
男性化作用
第二世代ピルは、副作用が緩和されて、効果も高い。
しかし、男性化する作用が強いという特徴があります。
スピロノラクトンとの相性
AGA治療クリニックが処方をしている薬の中に「スピロノラクトン」という薬があります。
スピロノラクトンとは、高血圧の薬です。
利尿効果によって、血圧を下げる作用があります。
この薬には、排卵を抑制する作業があります。
- 生理不順
- 不正出血
等の副作用も関係します。