- 頭頂部の髪が薄くなってきた
- おでこの生え際が後退してきた
- 前髪とてっぺんが同時に薄くなってきた
薄毛になる原因もさまざま。
AGAだけが原因とは言いきれません。
育毛剤を使って一時的に良くなったと思っていたら、また抜けてしまったという人も多い。
今回の記事では、薄毛の改善が見られた時の注意点をご紹介しています。
産毛が増える状態とは?
生え際の産毛が増える原因
生え際の産毛を太くする方法
生え際の産毛対策は治療しかない?
生え際の産毛が心配な人の相談方法
産毛が増える状態とは?
産毛とは、赤後に生まれた時から赤ん坊に生えている髪の毛のこと。
もう一つの意味は、人の顔や首筋などに生えているごく柔らかい薄毛やそのようなものを意味します。
一般的には、
「5㎜未満の生えたばかりの毛」
「細くてコシがない短い毛」
これらも対象となります。
思春期や成長期、成人になってから生え際の髪の毛に産毛が目立つ原因は何か?
生え際の産毛が増える原因
自分の髪はどのように成長しているのか?
この答えは、下記画像にあるヘアサイクルという周期。
各時期の特徴を下記の表にまとめて解説します。
名称 | 特徴 |
成長期 | 髪が成長する段階 毛母細胞の分裂が活発になる時期 髪全体の85~90%とされています |
退行期 | 成長期の次の段階 毛乳頭細胞の働きが低下する時期 毛乳頭細胞が毛母細胞から離れていく 髪への栄養供給が弱まります 髪の成長が遅くなります 髪全体の1%程度 |
休止期 | 髪の成長が完全に止まる時期 毛乳頭細胞が縮小 髪への栄養の供給が止まる時期 髪全体の10~20%程度 |
産毛の割合が増えると、地肌が目立つようになります。
この状態は、上記のサイクルの中でも、「成長期」が短くなることが原因です。
生え際の産毛を太くするには?
ヘアサイクルが乱れる原因
ヘアサイクルが乱れる原因には、以下のような対象があります。
- 食生活の乱れ
- 生活習慣の乱れ
- 間違ったヘアケア
- 自分の髪や頭皮に合わない商品の使用
- ストレス
順に解説します。
食生活の乱れ
髪の主成分は、タンパク質です。
髪を成長させるために都ような栄養素には、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルの中の亜鉛などが必須の栄養素。
バランスの崩れた食生活によって、必要な栄養素が摂取できない。
つまりは、正常な髪の毛の成長を維持できなくなります。
髪の毛に必要な栄養素は、食事から摂取することが最優先です。
つまり、毎日の食事の栄養バランスの見直しが必要になります。
生活習慣の乱れ
生活習慣の中で注意していただきたいのは、睡眠前。
以下のような生活を送っていませんか?
- 寝る直前までスマホやタブレット、パソコンの操作をしている
- 寝つきが悪い状態が続いている
- 睡眠不足が気になる
髪の毛は、睡眠中の成長ホルモンによって、育っています。
- 寝る直前までの環境の見直し
- 熟睡できない状態を改善する
上記の2つが重要。
成長ホルモンが最も分泌されるのは、入眠後の90分とされております。
つまり、この時間の眠りが浅いと、髪の成長や心身の健康によくありません。
産毛を成長させるためには、睡眠の質を高めることが大切です。
具体的には何をすればいいのでしょうか?
- 食事は、入眠前の3時間以上前に済ませる
- 入浴も入眠前の2時間以上前に済ませる
- 入眠の1時間前にはスマホなどを一切触らない
このような環境を整えることが大切です。
間違ったヘアケア
髪の成長を維持するためには、頭皮環境を整えることも大切です。
頭皮環境が悪化すると何が起こるのでしょうか?
- 頭皮の血行が悪くなる
- 頭皮や髪に必要な栄養が行き渡らない
- 髪が細くなっていく
- 髪が抜けやすくなる
このように、自分の髪が正常に育たない状態になります。
では具体的には、何をすればいいのでしょうか?
髪を洗う時には、以下の流れを意識しましょう。
- 髪を洗う前にブラッシングで大まかな汚れやホコリを落とす
- シャンプー前のすすぎを徹底する(目安時間:3分)
- シャンプーはネット等の泡立て器で泡立ててから使用する
- 指の腹でマッサージをする感覚で頭皮と髪の汚れを浮かせる
- シャンプー後のすすぎを徹底する(目安時間:3分)
- お風呂上がりには、早期にタオル、ドライヤーを使用して乾かす
自分の髪や頭皮に合わない商品の使用
- 育毛
- 養毛
- スカルプ
- 薄毛対策
こんなキャッチコピーに惑わされていませんか?
自分の髪に合うシャンプーを選ぶことが大切です。
- 敏感肌だと思いこんでいた
- フケなんてないと思っていた
- 刺激が強いと思っていなかった
スッキリしたとかさっぱりした等爽快感で洗いあがりに満足している男性も多いです。
しかし、実は皮脂の取りすぎで、逆に皮脂が過剰分泌されている状態になっている人もいます。
まずは自分の髪や頭皮の状態を専門店でファイバースコープ等を使って診断してもらうことが大切です。
ストレス
日常的なストレスが体に与える影響を知っておくことも大切です。
ストレスを溜めると、髪の毛に以下のような影響があります。
- 過度なストレスを受ける
- 自律神経のバランスが乱れる
- 交感神経が優位になる
- 血管を収縮させる
- 血液の流れが悪くなる
- 血行不良により、毛根に十分な栄養が行き渡らない
- 髪が正常に育たない
このような流れになります。
では具体的にどうすればいいのでしょうか?
1日10分で良いので、自分のリラックスタイムを作りましょう。
- 読書
- 音楽鑑賞
- 有酸素運動(ヨガ、ストレッチ、ウォーキング等)
何でもいいので、自分がリラックスできる環境を作ることが大切です。
生え際の産毛対策は治療しかない?
自分の髪がこのまま薄くなってしまうか心配!
何かしたいけど何から始めたらいいかわからない!
もしかたら、AGA(男性型脱毛症)?
こんな流れで取り乱していませんか?
AGAとは
AGAとは、男性ホルモン(ジヒドロテストステロン:DHT)の影響を受けやすい男性ホルモン受容体(5αリダクターゼ)を持っている人が対象。
毛髪の寿命が2~3年と短くなってしまうという症状が特徴的です。
AGA治療とは
AGA治療には以下のような種類があります。
- 投薬療法
- 再生療法
- 植毛
順に解説していきます。
投薬療法とは
投薬療法とは、以下のような医薬品の処方による継続治療となります。
薬品名 | 効果 |
フィナステリド錠(プロペシア) | 抜け毛をおさえる |
デュタステリド錠(ザガーロ) | 抜け毛をおさえる |
ミノキシジル | 血行促進 |
上記の3つの薬は主に皮膚科などの一般診療を行っている個人診療所やAGA専門クリニック等で医師による診察で処方を受けることが可能です。
費用相場は、1ヶ月で1種類なら、7,700円~11,000円程度。
3種類になると、26,500円~33,000円程度が一般的です。
再生療法
再生療法とは、タンパク質や成長因子等を専用の医療機器を利用して直接注入する方法。
費用は、範囲やセット回数にもよりますが、一般的には33,000円~165,000円程度。
6回、9回、10回、12回等のセット契約が中心となります。
また、投薬代が別途必要になります。
つまり、契約時には、660,000円~100万円以上という流れになります。
植毛とは
植毛とは、自分の頭部で、AGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の一部の毛を利用して、培養し、移植する治療方法。
おおよそ100万円以上の費用がかかるのが一般的です。
どの治療も副作用のリスクがゼロとは言えません。
自分の髪が本当にAGAなのか?
この答えをまずはしっかり見極めることが大切です。
生え際の産毛が心配な人の相談方法
生え際の産毛が増えたことが気になったら誰に相談すればいいのでしょうか?
この答えには、いくつか選択肢があります。
医療機関
発毛,育毛専門のサロン
順にご紹介します。
医療機関
医療機関で受診をする際には、基本的には投薬治療を中心とした治療法となります。
メリット
医師による診察、診断を受けられる
デメリット
薬は辞めると元に戻ることが前提。
つまり、改善をした後にもずっと薬を飲み続けなければいけないのです。
育毛,発毛サロン
主に生活習慣の見直しやヘッドマッサージによる血行改善、サプリメント、シャンプー等を利用した民間療法を行っているのが特徴。
医学的に根拠がないというクリニックも多いです。
しかし、「AGA以外」という該当者であれば、髪の毛が生えています。
結果的に、AGAなのかわからないという人は、まずは薬を積極的に使わない方法を選択できる時代です。
最終的には自分の髪が生えたら、何もしない状態になりたい!
こう思ったら、まずは発毛サロンなどで無料診断を受けてみるのも選択肢の一つと言えるのではないでしょうか?