- トランス脂肪酸って何?
- 健康によくないの?
- どんな影響があるの?
農林水産省でもホームページ上に紹介している。
トランス脂肪酸の影響
「食事、栄養および慢性疾患予防に関するWHO/ FAO合同専門家会合」の報告書によると以下のような疾病に関係します。
社会人が注意すべき病気
- 肥満
- Ⅱ型糖尿病
- 心血管疾患
- がん
- 歯科疾患
- 骨粗しょう症
トランス脂肪酸と関係のある病気
- 心血管疾患(特に冠動脈系心疾患)
根拠は?
以下のような流れになります。
- トランス脂肪酸を摂取する
- 血液中のLDLコレステロールを増やす
- HDLコレステロールを減らす
- 脂質プロファイルをアテローム性に変化させる
日本人の食事摂取基準
総脂肪と飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸については、目標量や目安量の基準を定めている。
それなのに、トランス脂肪酸の基準は定めていないのです。
つまり、自分で注意をしなければ簡単に過剰摂取につながるのです。
諸外国の取り組み
アメリカの取り組み
アメリカでは、トランス脂肪酸の摂取量の上限値を検討するために、健康への悪影響を検証した報告書を公表しています。
この報告書によると、冠動脈性心疾患リスクを上昇させるとしています。
血流が悪くなります。
この影響は、髪の毛にも影響があります。
EU
欧州食品安全期間でも「食品中のトランス脂肪酸のヒトへの健康影響に関する意見書」が公表されています。
この報告によると、
- 心血管疾患
- 糖尿病
- 癌
- 初期成長や発達
- 喘息
- アレルギー
などの項目が確認されています。
トランス脂肪酸は、人の体内では合成されません。
また、食生活上必要なものではない。
そのため、できるだけ食生活について考慮しながら、できるだけ低くすべきと結論づけているのです。
参考資料